【警察官になるには】警察官採用試験に合格するまでの勉強法ガイド

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憧れの職業『警察官』になりたい!

警察官になるには イメージ

 

『なりたい職業ランキング』でも常連の警察官。危険と隣り合わせの任務でありながら、安定した職業ということもあり高い人気を誇ります。正義感溢れる凛々しい姿にも憧れますよね。

 

では、具体的に警察官になるためにはどうしたらよいのでしょう。

 

  • 試験は何を受ければいいの?
  • どんな勉強をすればいいの?
  • 大学を出てなきゃなれないの?

 

当サイトでは、そんな『警察官になるには?』のギモンにお答えしていきます(*^^)b

 

警察官の登竜門『警察官採用試験』

警察官採用試験 警察官になる方法

 

警察官になるには、まず試験を突破しなければいけません。試験には、

 

  1. 『国家公務員試験』を突破して警察庁に採用される
  2. 『警察官採用試験』を突破して各都道府県警察に採用される

 

という2つのパターンがあります。

 

国家公務員の警察庁職員はいわゆる『キャリア警察官』、都道府県警は交番のお巡りさんやや刑事、白バイ隊員として主に現場で働きます。当ページでは、2.の警察官採用試験について解説します。

 

警察官採用試験とは?

各道府県警察と警視庁が実施している、警察官を新規採用するための試験です。最終学歴や年齢によってT類・U類・V類に分類されます。

 

T類

大卒(程度)

U類

短大卒(程度)

V類

高卒(程度)

 

またT類を『警察官A』、U・V類を『警察官B』と呼ぶこともあります。

 

警察官採用試験を受けるための条件

警察官の試験は、公務員と同じく年齢制限があります。都道府県警により違いはありますが、上限は29〜35歳と定めているところが多いです。受験予定の地域の年齢制限は必ず確認しましょう。

 

また凶悪犯や過酷な現場に立ち向かう仕事ということもあり、身体的な条件も定められています。

 

身体要件の一例

身 長

男性:おおむね160cm以上
女性:おおむね154cm以上

体 重

男性:おおむね48kg以上
女性:おおむね45kg以上

視 力

裸眼視力:両眼とも0.6以上
矯正視力:両眼とも1.0以上

色 覚

正常であること

聴 力

正常であること

国 籍

日本国籍を有していること

その他

体に障がい・以上・疾患が無いこと

 

この条件に若干満たなくても、試験の成績・面接の人物評価により合格する例もあります。

 

警察官採用試験の試験項目

警察官になるための試験は何をする?

試験は『一次試験』と『二次試験』に分かれます。(地域によって三次試験まで行われる場合もあります)それぞれ実施される項目は以下のようなものがあります。

 

筆記試験

主に一次試験で行われます。一般的な知識、科学・数学、文章理解や判断推理、数的処理の知能を問う『教養試験』と、出された課題について考えや見解を述べる『論文・作文試験』があります。

 

面接試験

主に二次試験で行われます。受験者の人物像を問うための質問が多く、あなたの熱意や正義感が問われます。ディベート方式の集団面接や、最終的な人物判断を下される個人面接などいくつかの種類があります。

 

体力試験

地域により実施する日が異なり、一次試験の2日目や二次試験の中に組み込まれることもあります。腕立て、腹筋、シャトルランなど職務執行上必要な体力の有無について検査が行われます。

 

このほか身体検査や適性検査など『警察官としての資質』のチェックをクリアすることで警察官になることができます。

 

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試験勉強はどれくらいの時間をかける?

警察官になるための勉強時間は?

警察官採用試験はまず筆記試験から始まります。ここを突破しないとこの先の試験に進めないため、面接や体力試験よりも多くの時間をかけて対策するべきでしょう。

 

難易度はそれほどではないものの、教養試験は範囲が非常に広いです。

 

知識分野の一例

社会科学

政治・経済・社会など

人文科学

世界史・日本史・地理・思想・文学・芸術など

自然科学

物理・科学・生物・地学・数学など

 

知能分野の一例

文章理解

文章の読解力(古文・英文・現代文)

判断推理

空間図形問題、対応関係問題などクイズやパズルのような問題

数的推理

確率、速さ、方程式や整数など数学的な知識を用いて解く問題

資料解釈

図表・グラフなどの資料から課題を読み取る

 

判断推理や数的推理は公務員試験特有の問題です。学校のテストで見かける機会はほとんどないので、初めて見る人にとっては苦手意識を感じる人もいるでしょう。

 

試験範囲も広いため、にわか知識で警察官採用試験を突破することはできません。教養試験は事前にしっかりと対策する必要があります。

 

勉強方法で合格までの道のりが変わることも

警察官になるにはどうやって勉強する?

 

警察官になるための勉強期間は6ヶ月〜1年ほどと言われています。根気強く勉強を続ける必要がありますが、効率の良い勉強方法はあるのでしょうか?

 

  • 独学(自分一人で勉強)
  • 通信講座
  • スクール通学

 

それぞれの勉強法や費用の特徴をまとめてみましょう。

 

独学・通信講座・スクール通学のメリットとデメリット

独学

自分でテキストや問題集を選んで勉強します。学費は書籍代以外はかかりません。好きな時間に、好きな場所で、自分のペースで学習を進められます。ただしモチベーション維持が難しく、一度学習計画が崩れると立て直すのが難しいです。

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通信講座

テキスト・教材を基に、決められたカリキュラムに沿って学ぶので初心者の人におすすめの勉強法です。通学の手間はなく自宅で勉強します。学費は5〜20万円ほどと教材によって大きく違います。こちらも自分のやる気で成果が左右されます。

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専門学校(スクール)

校舎まで通学して、直接抗議を聞きに行く勉強法です。分からない点もその場ですぐに質問できるので、理解度を高めるには最も優れた勉強法でしょう。学費は予備校なら20〜25万円ほど。費用が大きいので、投げ出さない覚悟が必要です。

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一発合格を目指す勉強法なら

警察官に一発でなるには

試験範囲の広い警察官採用試験に一発で合格するには、自分の弱点を正しく把握するのがポイントです。そのため定期的な過去問や実力テストが実施される通信講座や学校を利用するのがおすすめ。

 

また講座を利用すると、

 

  • 試験速報や出題傾向の情報がいち早く提供される
  • 講師を相手に模擬面接ができる
  • 論文の添削指導を受けられる

 

などメリットもあるので、一発合格を目指す人ほどメリットの大きい勉強法でしょう。

 

情報収集には『資料請求』が確実

とはいえ講座は一つではありません。様々な学校・会社が講座を開いており、カリキュラムや受講期間、費用は全て違います。講座の相性はモチベーションに関わるので、慎重に選びたいところ。

 

講座の情報を調べないまま申し込むと失敗する可能性が高まります。まず講座の資料を集め、見比べてみるのがポイント!

 

一つ一つ見比べる時間がない人は一括資料請求サイトを利用すると便利です。

 

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警察官になったら階級はどこから始まる?

警察官になるには 階級

警察官になると、階級は一番下の『巡査』から始まります。そこから巡査長、さらに昇任試験を経て巡査部長、警部補、警部…というように、試験をクリアして階級が上がっていきます。

 

例えば『こち亀』の両さんは巡査長、大原部長は巡査部長です。『踊る大捜査線』で織田裕二さんが演じた青島は、TVシリーズでは巡査部長・映画版ファイナルでは警部補に昇進していました。

 

ちなみに国家公務員試験を経たキャリア警察官は、いきなり『警部補』からスタート。都道府県警採用の人の多くは交番などから警察官人生が始まりますが、キャリア組はあまり現場には出ず、警察組織の仕組みづくりの仕事に従事していきます。

 

警察官になるなら大卒が有利?

よく『警察官の昇進には大卒が有利』という話を聞いたことはないでしょうか?これは昇任試験を受験できる年数が短いことが理由に挙げられています。

 

例:岡山県警の昇任試験受験資格の取得年数

巡査部長

警部補

大卒

2年以上

2年以上

短大卒

3年以上

3年以上

その他

4年以上

4年以上

 

このように大卒の方が受験資格を早く取得できるのです。

 

とはいえ高卒から警察官になった人は大卒に比べ4年分のキャリアがありますから、年齢で見るとほぼ同じ時期に昇任試験の話が出ることが多いです。現場に出れば学歴は関係ありませんから、一概に大卒が有利とも言えません。

 

まずは警察学校から警察官人生がスタート

警察官になったら警察学校へ

採用試験を突破すればすぐに警察官になれるわけではありません。警察官の訓練施設である『警察学校』に入学して、現場に出る前の基礎を身につけます。

 

警察学校は全寮制。すでに採用された後なので入校期間中も給料が支給されます。ちなみに在籍期間でも大卒・高卒で若干の差があります。

 

大卒採用者

6ヶ月間

その他の者

10ヶ月間

 

授業は法律関連の座学、無線や交通整理などの警察実務、柔道・剣道など武道や逮捕術を学ぶ術科、集団訓練や協調性を身につける教練など。厳しい授業ですが、乗り越えた先には一人前の警察官となったあなたの姿がありますよ。

 

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こんなに色々!警察官の仕事

警察官の仕事

警察官になると多くの人は交番からキャリアをスタートさせます。そこから本人の特性や成績、勤務態度などをみて様々な課に配属されていきます。

 

地域課

交番や駐在所を拠点として、パトロールや巡回連絡、立番による警戒、事件・事故への対応などを行います。担当する地域を巡回して犯罪の予防や事故の防止、住民の指導をするほか、交番では遺失物・取得物の処理、迷子の保護、住民からの相談など様々な業務をこなします。

 

刑事課

凶悪犯罪の事件を扱い、捜査や証拠収集、鑑識などを行います。強行犯を担当する捜査一課、知能犯を担当する捜査二課、盗犯を担当する捜査三課、暴力団などを担当する組織犯罪対策課などがあります。ちなみに『刑事』という役職はなく、あくまで部署の名前です。

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生活安全課

生活に密着した業務を行います。未成年者の犯罪に対応する少年係、猟銃の所持許可やパチンコ店・風俗店の営業許可窓口業務を行う許認可係、防犯対策を行う一般防犯係、刑事課取り扱い以外の事件(ストーカーやサイバー犯罪、ゴミの不法投棄など)を扱う事件係などがあります。

 

交通課

事故のない街を目指し、交通違反の取り締まりや交通規制、違法駐車やスピード違反・飲酒運転の監視、交通窓口業務、人身事故への対応など交通に関する業務を全般的に行います。警察官の花形・白バイ隊員は交通機動隊に所属しています。

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警備警察

デモの規制やイベント時の雑踏警備、要人の警護、地震や台風など災害に対する警備を行います。大きな盾が印象的な『機動隊』はこの警備警察の本部直轄部隊に属します。体を張って市民の安全を守るだけでなく、警備全般の計画立案や操作も業務に含まれます。

 

この他、第一線に出ず現場の警察官をサポートする警察事務など様々な業務があります。

 

警察官に向いているのはこんな人!

警察官に向いている人

  • 真面目で正義感がある
  • 協調性がある
  • 体力・根性に自信がある
  • 冷静で倫理的
  • 命令を順守できる

 

警察官は肉体的にも精神的にもハードな職業です。『安定しているから』という理由で続けることは難しいでしょう。採用試験でも行われますが、ある程度の体力は必要です。

 

また凶悪な犯罪やショッキングな現場に遭遇することもあります。どのような状況でも落ち着いて対処できる冷静さ、周囲の動きに敏感に合わせられる協調性がある人は警察官向きと言えます。

 

そしてなにより大切なのは正義感でしょう。体力や精神力は後からでも付いてきます。まっすぐに正しいことをやり続けられる気持ちの強さがあることが警察官として一番重要です。

 

まずは採用試験をクリアしよう

警察官になるには 警察官採用試験に合格する

警察官になるにはまず警察採用試験を突破しなくてはなりません。毎年倍率も高いので、筆記試験対策は入念に行いましょう。

 

通信講座を利用したり、公務員対策の学校を利用するのも良いでしょう。試験問題については過去問を繰り返し復習します。教養試験は五枝択一式ですが、難易度は低くありません。しっかり対策して臨みましょう!

 

 

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警察官 難易度

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警察官になるには?気になるQ&A

 

警察官になるために必要な資格は?

警察官になるのに特別な資格は必要ありません。ただ、採用試験の時に『加点要素』となる資格もあります。都道府県によりますが、講道館柔道初段以上や全日本剣道連盟剣道初段以上などは加点される場合があります。

 

また英会話、中国語、韓国語、ロシア語といった語学や日商簿記、情報処理などの実務資格、スポーツの全国大会出場歴なども考慮される地域があるようです。

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警察官になるには武道(剣道・柔道・空手)をやってないとダメ?

武道の経験者が優遇されるイメージの警察官ですが、学生時代に柔道や剣道の経験が無くても警察官になることはできます。加点となるのは、上記のように既定の団体の初段以上取得者です。

 

武道全般は、警察官になってから入る警察学校で身につけます。授業の中で柔道・剣道・合気道や、犯人を制圧するための逮捕術、武器の使用方法を身につける授業が行われます。

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身辺調査があるって本当?

警察官になるにあたって「身辺調査を行います」と発信している都道府県警はありません。そのため公には『無い』とされています。しかし現実には、前科や犯罪歴、過激思想の有無についての調査はあるものと認識されています。

 

推定の域を出ないため、はっきりとどれくらい身辺調査の重要度があるかは不明です。最終的には面接や論文を通して、本人の人間性を見て合否を判断されるようです。

入れ墨(タトゥー)やピアスの穴が開いていてもなれる?

警察官は市民の見本となる立場なので、基本的に入れ墨(タトゥー)は許されません。こちらに関しては身体検査でチェックされるので、受験前に除去しておくべきでしょう。

 

ピアスについては、過去に付けていて穴が少し残っている程度なら大きな影響はないようです。ただ、当然ですが業務中に付けることはできません。

警察官って給料いくら貰えるの?

警察官の給料は勤続年数と階級によって決まります。ただ勤続年数による昇給はわずかな金額なので、大きくお金を稼ぎたいのであれば階級を上げることを考えましょう。

 

給与の一例では巡査の年収で約350〜450万円、巡査部長の年収で約500〜600万円と言われています。月給に直すと巡査なら約22〜27万円、巡査部長なら約35万円程になります。

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警察官採用試験はいつやってるの?

警察官になるための採用試験は、各都道府県警察によって実施している日が異なります。警察官A・警察官Bで日程を分けている県や、第1回・第2回のように年に2〜3回試験を実施する県など様々です。

 

そのため受験予定の都道府県警察の試験情報は必ず確認しておきましょう。通常、試験日の1〜2ヶ月前から申込期間が始まるので忘れずに申し込みを済ませましょう。行動は早めが吉です!

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