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警察官に人事異動はある?
警察官にも人事異動はあります。部署や地域、階級によって配属先が変わるため、
- 市町村の警察署
- 各地域の駐在所
などを移動することになります。また交通部門から地域部門へ…というように別部門への移動もあります。勤務地だけでなく業務内容も変わっていきます。
各都道府県で採用された警察官は、県をまたいだ人事異動はないのが特徴です。例えば千葉県で警察採用試験を突破した人は、基本的に千葉県を出ることはありません。
ただ、国家公務員として採用された『警察庁』の警察官は話は別。転勤範囲は全国に広がります。
警察官の転勤のタイミングは?
警察官の転勤タイミングは基本的に年2回あり、3月と10月が多いようです。ただし人員不足や昇進などが絡むと、4月や7月、1月など4半期のタイミングでも転勤が発生することがあります。
この時期に多い理由として、
- 新人が配属される
- 新しい人事で昇進・降格がある
- 現職者の成長のため
といった事情があります。特に成長が期待される人は転勤の頻度も増えるようです。
内示は都道府県の事情によりますが、10〜14日前ほどで出されているようです。勤務地の希望は、残念ながら考慮されない場合が多いです。
転勤のスパンはどれくらい?
では同じ人が毎年3月に転勤しているのか?というと、決してそういうわけではありません。こちらも本人の実力や昇進速度、働きぶりなどを考慮して決められます。
決まった統計はありませんが、一般的には2〜4年での異動が多いと言われています。
結婚で他の都道府県に転勤できる?
遠距離恋愛を実らせてゴールインした場合、夫婦になるときはどちらかが引っ越してくることになります。では警察官の人事異動に、結婚は考慮してもらえるのでしょうか?
残念ながら警察官は『地方公務員』として採用されています。そのため原則的に各都道府県別に採用されているため、他の都道府県に転勤することはできません。
例えば千葉県警で任務にあたっていて、結婚を機に大阪府警に移りたい…はできないのです。
ただ採用前であれば、どの都道府県でも採用試験を受験できます。結婚を考えている相手がいる方は、受験地についても一度話し合っておくとよいでしょう。
警察官は昇進に伴った転勤もしばしば
警察官の場合、昇進するとほぼ必ず異動があります。
例えば『巡査長』が『巡査部長』に昇進した場合、同じ交番に巡査部長が2人存在することになりますよね。交番の長となれる人が2人は必要ないので、昇進した人は別な交番などに勤務することになります。
また職務上の問題もありますが、上下関係の面も考慮されているようです。昨日まで部下だった相手が、明日からは同列の立場に…となれば、仕事にやりにくさがが生じます。そういった軋轢を防ぐ狙いもあるのでしょう。
転勤は大変…でも成長につながる
異動の頻度は、昇進の度合いにも左右されます。なかなか昇進できない人は異動の頻度が少なく、どんどん昇進を重ねていく人は様々な部署・配属先を経験できます。
地域課 |
交番・駐在所での指導、巡回、検挙、取り締まり、書類作成など |
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刑事課 |
事件の捜査、証拠収集、鑑識、検挙、書類作成など |
生活安全課 |
許認可係、少年係、安全捜査係、相談係など生活に関わる仕事 |
交通課 |
交通違反取り締まり、交通事故の捜査、事故の証明書類作成など |
警備課 |
警備・警護、災害対策、機動隊員、公安捜査など |
中には異動したくないから昇進を避ける…という人も稀にいるそうですが、市民の立場からすれば、優秀な警察官には是非とも高い役職で活躍してもらいたいですよね。
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